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【ニュース】尖閣諸島問題について

今日は中国関係のニュースについて。
中国はたびたび尖閣諸島、日本の領海への侵入を試みています。
今回領海侵入をしたのは、6日午前5時前、中国海警局の船4隻のうち2隻です。
以下、ニュースを引用します。

6日朝早く、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入しました。船は日本の漁船に接近する動きも見せているということで、海上保安本部は漁船の周囲に巡視船を配備して警戒を強めるとともに直ちに領海から出るよう警告を続けています。

以下、全文を読む。

中国は尖閣諸島の領有権について、多くの古典文献を根拠としながら主張を展開しています。
その主張とは、以下の3点です。

(一)中国が最も早く釣魚島を発見し、命名し、利用した。
(二)中国は釣魚島を長期的に管轄してきた。
(三)中外の地図が釣魚島は中国に属することを表示している。
このうち、発見や命名はしていたとしても領有根拠として不十分となります。
利用については、明・清朝時代のことで、使節が尖閣諸島を航路指標としていただけのものです。
これについても、領有根拠として不十分となります。

また、中国は日本が釣魚島(尖閣諸島)をひそかに窃取した、とも主張しています。
日本が尖閣諸島を領土に編入する閣議決定をしたのは、1895年のことです。
それに際し日本政府は、尖閣諸島に対し他国が支配を及ぼしていないことを慎重に確認していました。
1895年の領土編入後、中国は、日本人の活動が活発化するのを認識していたものと考えられますが、その後、尖閣諸島は日本が有効に支配しています。
これが「尖閣諸島を日本が搾取していない」という日本政府の主張です。

中国は、「台湾の付属島嶼」として尖閣諸島が日本に「割譲」されたとも主張しています。
日清戦争の結果として下関条約を結んだことによるものです。
「下関条約」とは、「朝鮮の独立承認」、「遼東半島,台湾,澎湖諸島の割譲」、「軍費賠償金2億両(約3億円)の支払い」、「欧米諸国が中国にもつ通商上の特権を日本に認める新条約の締結」、などからなります。
このうち、「遼東半島,台湾,澎湖諸島の割譲」の中に、尖閣諸島が入っているというのが中国の主張です。

しかし、日清戦争が終了したのは1895年4月ですが、日本が尖閣諸島を領土編入したのはその3か月前の1895年1月であり、下関条約締結時には既に日本の領土となっていました。
また、下関条約の交渉記録などから、下関条約の「付属島嶼」に尖閣諸島が含まれていないことも明らかです。
したがって、
尖閣諸島は、中国から「窃取」したものでも「割譲」を受けたものでもないことが確定しています。

「尖閣諸島が日本の固有の領土である」というフレーズは、誰でも一度は聞いたことがあると思いますが、領土編入の際他国の支配下になかったこと、1895年1月の領土編入と1895年4月の下関条約に時間のずれがある点から、日本の主張に整合性があると言えます。

では、なぜ中国が「尖閣諸島を中国の領土だ」と主張し始めたかというと、1968年に国連極東アジア経済委員会が尖閣周辺に莫大な石油・ガスが埋蔵されている可能性が指摘されたことが大きな要因です。そして、もちろんカツオやマグロなどの大型魚が獲れる良好な漁場であることも大きな要因です。中国にとっての漁業は、13億人のタンパク源となるからです。だから、こうして領海侵入する釣船や中国海警局が後を絶たないのですね・・・

中国は、中国海警局が武器を使用できる権限を付与する法改正を先日可決しました。今後尖閣諸島近海における日本と中国の衝突が激化していくのでしょうね・・・