
当ブログ「根拠のとびら」では、心のケアについても記事にしたいと思っています。
心のケアというと、一般的にカウンセリングのことを思い浮かぶ方が多いのではないかと思います。
カウンセリングというと、「実際どういうものなのだろう・・・?」と構えてしまう方も多いのではないかと思います。
しかし、実際はもっともっと広く一般的になった方がいいのではないかと私は思っています。
【報道ニュース】子どもの自殺大幅増加 コロナによる生活変化が影響か
先日、以下のニュースが報道されました。
自殺する人が急増する中、子どもの自殺も深刻になっていて、去年やおととしを大幅に上回るペースで増えています。専門家は「新型コロナウイルスの感染拡大による生活の変化が影響しているとみられる。子どもの気持ちをしっかりと聞く必要がある」と指摘しています。
以下、全文を読む。
ニュースの内容は、今年の新型コロナウィルスの影響で子供の生活にも大きく変化が生じ、今年度の小学生から高校生までの自殺者が246人と、去年の同じ時期より58人、おととしの同じ時期よりも42人多くなっていることが報じられています。
何らかの対策が求められています。
カウンセリングの有効性と実際に相談できる場所
カウンセリングの有効性は別記事で書きました。(別記事についてはこちらから)
しかし、日本においてカウンセリングは、まだ広く一般的とは言えません。
自殺してしまおうという考えや行為は、突発的に起こります。
それを一人で思いとどまるのは、非常に困難と言えます。
誰かに相談することが最も必要です。
「TALK」の原則
心のケアを果たすためには、4つのポイントがあります。
「tell(伝える)」「ask(尋ねる)」「listen(聴く)」「keep safe(安全を確保する)」この4つを言います。
この4つの頭文字をつなげて「TALK」の原則といいます。
この中で最も必要なことは、「listen(聴く)」だと私は思っています。
その人の心の声を聴いてあげることが必要なのです。
実際にカウンセリングを受けれる場所
カウンセリングを受ける場所は、インターネットで調べてみれば、たくさんあることが分かります。
しかし、本ブログのテーマである「子供の自殺者増加」に対する対策としては、あまり有効でない可能性があります。
カウンセリングは、一般的には予約や、来訪が必要なことが多く、自殺のように突発的に起こしてしまうことに関しては、スピードこそが必要だと私は思っています。
「誰かに聞いてもらいたい・・・」というときに、即座に対応できるものです。
それは、やはり行政サービスに頼るしかないと思います。
厚生労働省「いのちの電話」
厚生労働省のHPを見ますと、電話相談サービスについて紹介しています。
その中でも、「いのちの電話」が、自殺を思いとどまる相談として電話やメールで気軽に行うことができるものとなります。
リンクは、こちらから。
もし、とてもつらい思いをしていて、孤独を感じているようならば、一度相談してみることをお勧めいたします。
一人で思い悩むとつらいことがたくさんあります。「いのちの電話」は毎月10日はフリーダイヤルでの相談も可能となります。悩んでいるならば一度相談をすることが重要です。決して誰も一人ではありませんから・・・
